技術ブログ運営の「3つの壁」
技術ブログを継続的に運営するのは容易ではありません。多くのエンジニアが直面するのが、次の「3つの壁」でしょう。
- 執筆の壁: ネタはあるが、構成を考えて文章にするのが手間。
- デザインの壁: 記事に合ったアイキャッチ画像を探したり作ったりするのが面倒。
- 運用の壁: WordPressの管理画面を開き、画像をアップロードし、メタデータを入力するのが億劫。
私自身、これらの作業に時間を取られ、本質的な「技術の共有」以外の部分で疲弊していました。しかし、Google Deepmind発のAIエージェント Antigravity (Gemini) を導入することで、これら全てのプロセスを一変させることができました。
この記事では、私が実践している「執筆から公開までを一括管理するワークフロー」を余すところなく紹介します。
ワークフローの全体像:AIとのペア・ブロッギング
私のブログ運営は、もはや孤独な作業ではありません。Geminiという優秀なアシスタントとの共同作業です。
Before: 従来のフロー
- エディタで記事を書く(構成に悩む)
- フリー素材サイトで画像を探す or Canvaで時間をかけて作成
- WordPressにログイン
- 本文をコピペ、画像をアップロード、タイトル設定、アイキャッチ設定…
- 公開ボタンを押す
After: Antigravityフロー
- GitHubで管理されたローカル環境で執筆 (AIが構成・執筆を支援)
- AIにアイキャッチ生成を依頼 (一瞬で高品質な画像を生成)
- コマンド1行でWordPressへデプロイ (画像も自動連携)
このフローにより、ブログ記事作成にかかる時間は 従来の1/3以下 に短縮されました。
Step 1: 爆速執筆体験
まずは記事の執筆です。Markdownを使用し、ローカルの drafts/ ディレクトリで作業します。
Antigravityのエージェント機能を使えば、以下のような指示だけで記事の骨子を作成してくれます。
「Cloud Runへのデプロイ方法について、初心者向けに図解を交えて解説する記事構成を作って」
書き上がった文章の校正や、コードブロックの修正もAIにお任せです。まるでペアプログラミングをしているかのように、サクサクと記事が出来上がっていきます。
Step 2: 文脈を理解したアイキャッチ生成
これが今回の目玉機能です。
従来は「記事の内容」と「アイキャッチのデザイン」を脳内でリンクさせ、別のツールで作成する必要がありました。しかしAntigravityを使えば、この分断は解消されます。
blog-eyecatch というワークフローを通して、エージェントは以下の作業を自動で行います。
- 記事全文を読み込み、テーマと雰囲気を理解する。
- ブログのトンマナ(白ベース、テック・ミニマリスト、タイトル入り)に合わせた 最適なプロンプトを作成。
- 高品質な画像を生成 し、所定のディレクトリに保存。
ユーザーはただ「アイキャッチ作って」と言うだけ。記事の内容に完璧にマッチした、プロフェッショナルな画像が数秒で手に入ります。
Step 3: コマンド一発でWordPressへ
記事と画像ができたら、あとは公開するだけです。ここでもブラウザを開く必要はありません。
自作の wp-cli ツールが、Markdownファイルと生成されたアイキャッチ画像を解析し、WordPress APIを通じて一括でアップロードします。
# たったこれだけ
./tools/wp-cli/wp-cli post drafts/2026-01-13_antigravity-workflow/article.md
このコマンド一つで、以下の処理が自動完了します。
- 記事タイトルの設定
- 本文(HTML変換済み)の入稿
- カテゴリ・タグの設定
- アイキャッチ画像のアップロードと紐付け
- 公開ステータスの設定
まとめ:創造性への回帰
Antigravityを活用したこのワークフローは、単なる時短テクニックではありません。面倒な作業をAIにオフロードすることで、私たちは最も重要な 「何を伝えるか(コンテンツそのもの)」 に集中できるようになります。
「ブログ書きたいけど、準備が面倒くさいな…」
そう思っているエンジニアの方こそ、ぜひこのAI駆動のモダンなブログ運用を試してみてください。あなたの技術発信が、もっと自由で楽しいものになるはずです。


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